変わった涼しい家

イグルーの作り方と楽しみ方|冬のアウトドアに挑戦しよう

イグルーの作り方と楽しみ方|冬のアウトドアに挑戦しよう 変わった涼しい家

こんにちは、BeCoolの山本です。
冬のアウトドアといえば、スキーやスノーボードなどのスノースポーツが人気ですが、それ以外にも楽しい冬のアウトドアがあります。
それは、イグルーを作って過ごすことです。

イグルーとは、雪を積み上げて作るドーム型の小屋で、エスキモーなどの北極圏の民族が住居として使っていました。
イグルーは、雪の断熱性や空気の対流によって、外気温よりも暖かく保たれます。
また、中に入ると静かで落ち着いた空間が広がります。

イグルーを作ることは、冬の自然と触れ合う素晴らしい体験になりますし、イグルーで過ごすことは、快適でロマンチックな時間になります。
この記事では、イグルーの作り方と楽しみ方について紹介します。

イグルーとは

イグルーは、雪を切り出してブロック状にしたものを積み上げて作るドーム型の小屋です。
雪は空気を含んでいるため、断熱性が高く、外気温がマイナス20度でも中は13~15度程度に保たれます。
また、ドーム型は強度が高く、風や雪にも耐えられます。
イグルーは、北極圏の民族が移動する際に一時的な住居として使っていましたが、現在では観光やレジャーの目的で作られることもあります。

かまくらとの違いは?

日本にも雪を積み上げて作る小屋がありますが、それは「かまくら」と呼ばれます。
かまくらとイグルーの違いは何でしょうか?
一見似ていますが、実は作り方や形状に違いがあります。

かまくらは雪を固めて穴を掘って作るのに対し、イグルーは雪のブロックを切り出して積み上げて作ります。
また、かまくらは半球形や円筒形に近い形をしていますが、イグルーは完全なドーム型になります。
このように、かまくらとイグルーは似て非なるものです。

イグルー作りに必要な道具

イグルー作りには、以下の道具が必要です。

スコップ
雪を掘ったり運んだりするために使います。
鉄製のものが丈夫でおすすめです。

スノーソー
雪を切るためのノコギリです。
雪のブロックを切り出すときに使います。

ロープ
イグルーの土台となる円を描くときに使います。
コンパスのように使えます。

防水手袋
雪を触るときに使います。
普通の手袋では濡れてしまうので、防水性のあるゴム手袋がおすすめです。

レインジャケット
衣服も濡れてしまう可能性があるので、防水性のあるレインジャケットとレインパンツを着用しましょう。

イグルーの簡単な作り方

イグルー作りの手順

ここではイグルーの簡単な作り方について解説します。
イグルー作りに必要な道具が揃ったら、さっそくイグルーを作りましょう。
イグルー作りは、以下の手順で行います。

1. 土台作り

まず、イグルーを作る場所を決めます。
積雪が十分にあって、固くて平らな場所が適しています。

次に、ロープを中心点から引っ張って地面に円を描きます。
この円がイグルーの土台となります。

円の中心に棒を刺し、棒にロープを結びつけます。
ロープの長さは、イグルーの直径の半分にします。
例えば、直径2メートルのイグルーを作るなら、ロープは1メートルにします。
ロープの端を持って棒の周りを回りながら、地面に円を描きます。

2. ドーム形成

次に、ドームを形成していきます。
円の内側の柔らかい新雪は使えないので、スコップで掻き出し、足で踏み固めます。
踏み固めた雪からスノーソーで30センチ角ほどのブロックを切り出します。

切り出したブロックを円周に沿って並べていきます。
雪ブロックを積み上げるときは、内側に傾けて積むと強度が高くなります。

地面から2〜3段ほどブロックを積み上げたら、他の場所からブロックを作って持ってきて積み上げていきます。
内側と外側からそれぞれ整えながら、3・4段目ぐらいから少しずつ内側に傾斜をつけていきます。
ブロックの重さが支えられなくなったら、ブロックを薄めに作ります。
隙間ができたら、雪で小さいくさびを作って隙間を埋めます。
最後に、天井の穴を塞ぐまで、ブロックを積み上げていきます。
ドームの高さは、土台の直径の半分程度が目安です。

3. 出入り口

天井の穴を塞ぐ前に、出入り口を作ります。
出入り口は、イグルーの壁に穴を開けて作る方法と、地面を掘ってトンネルを作る方法があります。
積雪が多い場合は、トンネルを作る方が風や寒さを防げます。
トンネルは、イグルーの床よりも低い位置に作ります。
トンネルの出口は、風の当たらない方向に向けます。

4. 室内の整え

イグルーの中に入って、壁や天井の出っ張りや隙間をならします。
出っ張りや隙間があると、そこから氷が溶けて水が垂れてきます。
地面も平らに均します。
壁にくぼみを作って棚にしたり、床を一段高くしてベッドにしたりすることもできます。
室内の整えが終わったら、雪が染み込まないようにグランドシートを敷いて完成です。

イグルーでの過ごし方

イグルーで寝泊まりする場合は、以下の点に注意しましょう。

防寒対策
イグルーは外より暖かいですが、それでも寒さに備えて防寒性の高いスリーピングバッグやスリーピングマットを用意しましょう。
また、着替えやタオルなども持っておくと安心です。

通気対策
イグルーの中では煮炊きや呼吸で水蒸気が発生します。
水蒸気が凍って氷になると、イグルーの強度が低下したり、室内の酸素が減少したりします。
そのため、壁に小さな穴を開けて通気口を作りましょう。
また、ロウソクやランタンを置いておくと酸素状態を目で確認できます。

火気厳禁
イグルーは雪でできているので、火気は厳禁です。
煮炊きや暖房はガスバーナーやカセットコンロなどを使いましょう。
火事になるだけでなく、熱で雪が溶けてイグルーが崩れる危険もあります。

イグルーは冬のアウトドアで特別な体験ができる雪の家です。
自分たちで作ったイグルーで寝泊まりするというのは、忘れられない思い出になるでしょう。
雪国に行ったらぜひ挑戦してみてください。

まとめ

冬のアウトドアではイグルー作りに挑戦してみませんか?
雪のブロックを積み上げてドーム型にしたイグルーは、北米の先住民族イヌイットが伝統的に作っていた住居です。
イグルーの中は外よりも暖かく、火を使わずに温度を保つことができます。
イグルー作りはチームワークや創造力を養う楽しいアクティビティです。

この記事を書いた人
山本 匠

私は夏が大好きです。
しかし、暑いのは苦手で、どうにか涼しく夏を過ごしたいと思っていました。

色々な涼しくなる方法を試してみたところ、特に面白い方法で涼しくするのが楽しかったです。そこで、暑い夏を涼しくしたいと思っている人にも、私の経験や知識をシェアしたいと思い、このサイトを立ち上げました。

BeCoolでは、涼しくなる家の作り方や、涼しくなる生活のコツなどを紹介しています。暑い夏を涼しく乗り越える方法をみんなに届けたいと思っています。

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