エアコンは夏は涼しく、冬は暖かくしてくれる便利な家電ですが、電気代が高くなるという悩みもあります。
そこで、エアコンの電気代を節約する方法をご紹介します。
省エネ機能や選び方、設定温度やお手入れなど、簡単にできる節約術を徹底比較します。
省エネ機能のあるエアコンを選ぶ
エアコンの電気代を節約するには、まずは省エネ機能のあるエアコンを選ぶことが大切です。省エネ機能とは、エアコンの消費電力や効率を向上させるための技術や機能のことで、省エネ基準達成率やAPF（通年エネルギー消費効率）という数値で表されます。省エネ基準達成率は100％以上で基準を達成しており、APFは6.0以上が高いとされています。これらの数値が高いほど、省エネ性に優れていると言えます。
また、省エネ機能には以下のようなものがあります。
・人感センサー：人の居場所や動きを感知して、送風方向や風量を自動調整する機能。人がいないときは自動で停止することもあります。
・温度センサー：室内や外気の温度を感知して、冷房や暖房の出力を自動調整する機能。温度差が少なくなるように運転することで、無駄な消費電力を抑えます。
・フィルター自動洗浄：フィルターに付着したほこりや汚れを自動で洗浄する機能。フィルターが汚れると空気抵抗が増えて効率が低下するため、定期的に清掃することで性能を維持します。
・AI機能：人の行動パターンや生活リズムを学習して、最適な運転モードや温度設定を自動で行う機能。快適さと節約効果を両立します。
適切な設定温度にする
エアコンの設定温度は、電気代に大きく影響します。設定温度が1℃変わるだけで、消費電力は約10％変わると言われています。つまり、設定温度が低すぎると冷房時に電気代が高くなり、高すぎると暖房時に電気代が高くなります。
そこで、設定温度は以下のようにすることがおすすめです。
冷房時：28℃
暖房時：20℃
これらの温度は、環境省が推奨する「クールビズ」と「ウォームビズ」の基準温度です。快適さと節約効果をバランスよく考えた温度ですが、個人差や体調によって調整することも大切です。また、設定温度だけでなく、風量や風向きも適切に調整することで、快適さと節約効果を高めることができます。
エアコンのお手入れをする
エアコンのお手入れは、性能を維持するだけでなく、電気代を節約するためにも重要です。エアコンのお手入れには以下のようなことがあります。
・フィルターの掃除：フィルターにほこりや汚れが付着すると、空気抵抗が増えて効率が低下します。また、カビやダニなどのアレルギーの原因にもなります。フィルターは2週間に1回程度、水洗いや掃除機で掃除しましょう。
・室外機の掃除：室外機にもほこりや汚れが付着すると、熱交換効率が低下します。室外機は半年に1回程度、水洗いや掃除機で掃除しましょう。
・リモコンの電池交換：リモコンの電池が切れると、エアコンの操作ができなくなります。リモコンは1年に1回程度、電池を交換しましょう。
まとめ
エアコンの電気代を節約する方法をご紹介しました。
省エネ機能や選び方、設定温度やお手入れなど、簡単にできる節約術を徹底比較しました。
エアコンは快適な生活に欠かせない家電ですが、無駄な消費電力を抑えることで、環境にもお財布にも優しくなります。ぜひ参考にしてみてください。
