こんにちは、BeCoolの山本です。
庭の池は、夏は涼しくて癒されますよね。
しかしその池に鯉がいる場合、冬はどうしたらいいのでしょうか?
冬の庭の池を維持するのは難しそうに思えますが、実はそんなに大変ではありません。
今回は、涼しい家造りで庭に池を作って鯉を飼う場合の、冬の管理方法をご紹介します。
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鯉の冬眠について知ろう
冬眠する鯉の生態について解説します。
鯉は水温によって体温が変わる「冷血動物」です。
水温が低くなると、鯉の体温も低下し、自分の体温かそれ以下の水温になると、活動を抑えて餌を食べなくなります。
これは、冬眠という状態です。
冬眠中の鯉は、水底で静かに過ごし、餌や酸素の必要量も最小限に抑えます。
そのため、冬に鯉に餌を与える必要はほとんどありません。
むしろ、餌を与えすぎると、水質が悪くなったり、鯉の消化器官に負担がかかったりする恐れがあります。
冬に鯉に餌を与える場合は、水温が10℃を超えた時だけに限定し、量も控えめにして食べ残しがないように調節しましょう。
冬の庭の池を凍らせないための3つの方法
冬の庭の池を凍らせないためには、いくつかの対策が必要です。
凍ってしまうと、鯉の生命に危険が及びますし、池の美観も損なわれます。
そこで、庭の池を凍らせないための効果的な方法を3つご紹介します。
1.水面に葉っぱやボールなどを浮かべる
最も簡単な方法は、水面に葉っぱやボールなどの物体を浮かべることです。
これは、水面に物体があると、氷が張りにくくなるという原理を利用したものです。
氷が張っても、物体の周りには穴ができやすくなります。
穴があれば、空気と水が交換できるので、水中の酸素や有害物質のバランスを保つことができます。
2.水流を作る
もう一つの方法は、水流を作ることです。
これは、水流によって水温を均一化し、氷が張りにくくするという効果があります。
水流は、ポンプやエアレーターなどを使って作ることができます。
水流は、水中の酸素や有害物質も循環させるので、鯉の健康にも良いです。
3.暖房器具を使う
最後に紹介する方法は、暖房器具を使うことです。
これは、水温を一定に保つことで、氷が張らないようにするというものです。
暖房器具としては、ヒーターやサーモスタットなどがあります。
これらは、電気代がかかりますが、氷が張らないことを確実にすることができます。
以上が庭の池を凍らせないための3つの方法です。
冬でも庭の池を美しく保つためには、これらの方法をぜひ試してみてください。
冬でも庭の池の水質は重要
冬でも庭の池の水質は鯉の健康や生存にとって重要な要素です。
水質が悪化すると、鯉に病気やストレスが発生し、最悪の場合は死に至ることもあります。
水質を管理するためには、以下の3つのポイントを押さえておく必要があります。
水替えを定期的に行う
水替えを行うことで、水中に溜まった有害物質や老廃物を除去することができます。
これらの物質は、鯉の呼吸や代謝に悪影響を及ぼします。
水替えの頻度や量は、水温や池の大きさによって異なりますが、一般的には、月に一回程度、水の10~20%程度を替えると良いでしょう。
ろ過装置を設置して利用する
ろ過装置を利用することで、水中の有害物質や老廃物を分解することができます。
ろ過装置には、生物ろ過や化学ろ過などの種類があります。
それぞれの特徴や効果に合わせて、適切なものを選びましょう。
水質検査を定期的に実施する
水質検査を実施することで、水中の酸素や二酸化炭素、アンモニアなどの値を測定することができます。
これらの値は、鯉の健康や生存に大きく関わります。
水質検査には、試薬やテストキットなどがあります。
定期的に検査して、水質の状態を把握しましょう。
以上が、冬でも庭の池の水質を管理する方法です。
これらの方法を実践して、鯉が快適に暮らせる環境を作りましょう。
まとめ
今回は、涼しい家造りで庭に池を作って鯉を飼う場合の、冬の管理方法をご紹介しました。
夏には涼を感じられる庭の池ですが、冬場の鯉の管理方法を知っていれば安心して季節を問わずに楽しむことができます。
ただし、冬眠中の鯉や凍結した庭の池には注意が必要ですので、水質管理や暖房器具などで鯉と庭の池を守りましょう。
夏涼しい家は、寒い冬でも快適に過ごすことができるので、今後も涼しい家造りに関連するノウハウを配信していきます。
それでは、次回もお楽しみに。
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