夏は暑いですね。
エアコンをつけても、電気代が高くなるし、環境にも良くないです。
そこで、涼しくなる家の間取りと涼しい構造を紹介します。
家の間取りによって、風の流れや温度が変わることを知っていますか?
涼しくなる家の間取りとはどんなものでしょうか?
日本の家の特徴と涼しくなる家の間取り
日本の家は、一般的に木造や鉄筋コンクリートでできています。
木造は熱伝導率が低く、鉄筋コンクリートは熱容量が高いため、どちらも暑さを保持しやすいです。
また、日本は湿度が高く、汗が蒸発しにくいため、体感温度が上がります。
そこで、涼しくなる家の間取りとしては、以下の点に注意すると良いでしょう。
注意すると良い点
- 南向きや西向きに窓を多く設ける。
これは、太陽光を多く取り入れて暖房効果を得るためです。
しかし、夏は日差しが強いため、カーテンやブラインドなどで遮光する必要があります。 - 北向きや東向きに窓を少なくする。
これは、冷たい風を避けるためです。
しかし、換気や採光が不足しないように注意する必要があります。 - 風通しの良い間取りにする。
これは、風を効果的に取り入れて空気を入れ替えるためです。
風通しの良い間取りとしては、玄関から居室まで一直線に通路があるものや、各部屋に窓があるものが挙げられます。
ワンルーム、1K、2K、2DLの風の流れ
風通しの良い間取りにするためには、風の流れを考えることが重要です。
風は高温から低温へと移動する性質があります。
つまり、暑い部屋から涼しい部屋へと風が吹き抜けるということです。
そこで、涼しくなる家の間取りとしては、以下の点に注意すると良いでしょう。
ワンルームや1K
ワンルームや1Kでは、窓を対角線上に配置する。
これは、風が部屋全体を通過できるようにするためです。
また、窓を開け放すだけでなく、扇風機やサーキュレーターなどで風を強制的に送ることも効果的です。
2Kや2DK
2Kや2DKでは、玄関から寝室まで一直線に通路があるようにする。
これは、玄関から入った風が寝室まで届くようにするためです。
また、寝室の窓を開けておくことで、風の抜け道を作ることも重要です。
2LDKや3LDK
2LDKや3LDKでは、リビングとダイニングを一体化する。
これは、リビングとダイニングの間に壁があると、風の流れが妨げられるためです。
また、リビングとダイニングの窓を開けておくことで、風の通り道を作ることも重要です。
窓の位置は関係ある?
窓の位置は、涼しくなる家の間取りに大きく影響します。
窓の位置によって、風の入り方や日差しの当たり方が変わるからです。
そこで、涼しくなる家の間取りとしては、以下の点に注意すると良いでしょう。
風上側に窓を多く設ける
これは、風を多く取り入れるためです。
風上側とは、風が吹いてくる方向のことで、一般的には北東から南西にかけてです。
しかし、地域や季節によって風向きは変わるので、自分の住む場所の風向きを調べることが必要です。
風下側に窓を少なくする
これは、風を逃がさないためです。
風下側とは、風が吹き抜けていく方向のことで、一般的には南西から北東にかけてです。
しかし、風下側にも少し窓を設けることで、風の抜け道を作ることも重要です。
日陰側に窓を多く設ける
これは、日差しを避けるためです。
日陰側とは、日が当たらない方向のことで、一般的には北側や東側です。
しかし、日陰側にもカーテンやブラインドなどで遮光する必要があります。
住む階の高さは関係ある?
住む階の高さも、涼しくなる家の間取りに影響します。
住む階の高さによって、気温や湿度が変わるからです。
そこで、涼しくなる家の間取りとしては、以下の点に注意すると良いでしょう。
- 低層階、中層階に住む
これは、高層階と比較した際の涼しさの話です。
カーテンなどを活用して冷房を使用した場合、室内温度は保たれるため高層階よりも快適と言えるでしょう。 - 高層階に住まない
地面より離れているので、高層階の方が過ごしやすそうに感じますが、太陽の日差しが当たりやすいため低中階層より部屋に熱がこもりやすい傾向があります。
ただ、昔に比べて断熱材の質は向上しているので、遮光カーテンなど遮熱をおこなうことで快適に過ごせます。
その分、冬場は低中階層よりも暖かく過ごせるでしょう。
まとめ
涼しくなる家の間取りのコツを紹介しました。
家の間取りによって、風の流れや温度が変わることを知っておくと良いでしょう。
涼しくなる家の間取りとしては、
- 南向きや西向きに窓を多く設ける(北向きや東向きの窓を少なく設置)
- 風上側に窓を多く設け、風下側に窓を少なくする
- 日陰側に窓を多く設ける
- 風の流れを考えた部屋(玄関から居室、各部屋に窓がある)が良い
- 低層階、中層階が最適
このようになります。
これからお部屋探しする人は参考にしてみてくださいね。